よく、30代~40代位の方から、
「今からでも英語は身につきますか?」
「学び始めるのに、遅くはないでしょうか?」
といったご相談を受けることがあります。
今すぐにでも、
学び始めた方がいいというのが率直な意見です。
英語(外国語)を学んでいて、
良かったと感じる点は多々ありますが、
その学習過程で身につけた、恩恵(スキル)の一つに、
「言語(見える情報)」それ自体の習得だけでなく、
「非言語」(見えない情報)の領域までを読み取れるようになる、ことです。
英語を含めた、外国語を学ぶ利点として、
「言葉そのもの(表面)」を習得するだけでなく、
そのことばを使う人達の思考、人間性、文化にもとづく、
「コンテクスト(内面)」を、徐々に理解出来るようになってきます。
コンテクスト(Context)・・・一般的に文脈(ぶんみゃく)と訳されることが多い。
文脈により「脈絡」「状況」「前後関係」「背景」などとも訳される。
ウィキペディア(Wikipedia)より抜粋
この点に関連する内容ですが、
元アップルジャパンの代表取締役が、
「英語力」と「ビジネススキル」の相関性について、
非常に興味深いご指摘をされてらっしゃいます。
⇒https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190116-00010001-php_t-bus_all&p=1
「英語で考える習慣」なくして世界で戦えないというメッセージ
論理思考を土台に、結論ファーストに慣れた
欧米文化のコミュニケーションにおいては、
ビジネスでの意思疎通においても、
スピードや明瞭性が求められます。
たとえば、
プレゼンやレポートの構成において、
『CREC』(クレック)という手法がよく用いられます。
①Conclusion(結論)
②Reason(理由)
③Example(具体例)
④Conclusion(結論)
各頭文字を合わせた名称で、この順序で、内容を展開していけば、
分かり易く、スムーズに、情報(意思)伝達を行えるようになります。
『CREC』(クレック)の型(例)を含め、
英語力が中上級者以上のレベルになると、
語源、文法、構造が持つ、メカニズムやパターンを
感覚で掴むことができるようになり、
山元氏からのメッセージは、
「英語(外国語)の習得過程で、養われた力(スキル)を
日常生活やビジネスの場でも、活かすべきである」ということでしょう。
個人的には、言語(英語)自体の習得そのものより、
学習プロセスで身につく、この二次的な?力(恩恵)の方こそ、
むしろ、重要では?と、大人になってから、強く感じるようになりました。
グローバル社会を生き抜く中で、
アドバンテージを得られるであろう、
「英語力」と「英語で考える習慣(思考回路)」
この『一石二鳥』の力(ダブルスキル)が得られる(た)、
確信があるからこそ(私の経験からも)、
「いつやるの?今でしょ」(古くてスミマセンが)と、念を押し、
30代~40代以上の方々は勿論のこと、
20代の若手ビジネスマンにとっても、
英語(外国語)の勉強にチャレンジしてもらいたいと願うわけです。